HSP/HSCと学校。 その③
どうも。
無料学習塾プロジェクトふらいおん メンバーの野田です。
今回もHSP/HSCについて。
いよいよ学校と関連した話をしていきます。
学校ではHSP/HSCという特徴がどう作用するか
その①,その②でもお話させていただいた通り、HSP/HSCは「情報の感受性が高い」です。
その特性は家の中、屋外、学校、場所を問わずどこでも常に発揮されているものです。
では、特に「学校」にフォーカスした場合、HSP/HSCはどのような場面でどのように作用するのでしょうか。
一つ一つ見ていきましょう。
情報が多すぎて疲弊する
学校は、いわずもがな入ってくる情報量がすさまじく多いです。
教室内の蛍光灯の光、窓から入ってくるグラウンドの砂の匂い、
黒板、時間割表、教科書、いたるところにある文字、
先生の声、児童生徒の声、鉛筆の音、
椅子から感じる冷たさ、前に座っている子の動作…
軽く挙げるだけでも十分に情報洪水です。
故に、学校から帰ってきたときにはグッタリ。
HSP/HSCは、何もしていないように見えても、常に情報の嵐にさらされているので、そうでない人に比べてとても疲れてしまうのです。
対立はしないが振り回される
他人の気持ち・感情に敏感なので、基本的に他人がされて嫌だろうなと思うことはしません。
なので、HSP/HSCは激しく対立する相手はいないことが多いです。
むしろ、人の良さや優しさなどから友達は多いんじゃないでしょうか。
ですがそれ故に、多くの友達の話や行動に合わせなければならない状態になっている場合もあります。
特に、鈍感な特徴を持つ友達と一緒にいると振り回されっぱなしで、自分だけ疲れてしまうなんてことも。
HSP/HSCは敵を作ろうとはしませんが、「来る者を拒むパワー」もないので、その点では流されやすいといえるかもしれません。
話をよく聞くので、勉強ができたり先生に気に入られたりする
これは「絶対にそう」と言えるものではありませんが…
HSP/HSCは人の話をテキトーに流して聞くということは基本的に「できない(勝手に内容が入ってきてしまう)」ので、先生や大人の話は漏らさずに聞いています。
更に、声の調子や表情から「あ、今のは重要なんだな」ということまで読み取ってしまうので、勉強の成績等も良い傾向がみられます。
このような特性は、先生に気に入られない訳はなく、「ちゃんと話を聞き、勉強もできるいい子」との評価になることが多いです。
この時、HSS型HSPなら先生との強いコネクションを作る方向に持っていくこともできるかもしれませんね。
まとめ
学校でのHSP/HSCの特徴をまとめると…
・情報が多くて疲れる
・友達はできやすいが振り回されることもしばしば
・勉強はできることが多い
です。
特に「疲れやすい」というのは重要で、周りの人は他の子と比べてもはるかにストレスや神経疲労があるということを理解してあげたほうが、本人は楽になると思います。
教員がHSP/HSCについて知っているかというと、なかなか詳しく知っている人は少ないと思います。
なので、自分がHSP/HSCだと確信を持てる人は、先生に「私はこういう特徴がある」と話しておくといいかもしれません。
今回はここまでです。最後まで読んでいただきありがとうございました。