これだけは絶対にNG!?上手な褒め方・叱り方とは
どうも。無料学習塾ふらいおんメンバーの野田です。
今回は、「叱り方」と「褒め方」について。
我流で褒める、叱ることをしていると、効果がないどころか逆効果になってしまう場合も多くありますので、きちんと勉強し、効果的な褒め方・叱り方を会得しましょう。
①やってはいけない叱り方
まず、絶対にやってはいけない叱り方から。
やってはいけないのは
人格否定
これだけです。
よく目にするのが「お前はダメだ」のように、主語が大きくなってしまっているパターン。
「その時、その場所で、そのシチュエーションでミスをした」というのが事実のはずなのに、あたかもその人の全てがダメかのように叱りつける人がいます。
これは、相手の成長を阻害するだけでなく、信頼も失います。
何一ついいことはありません。
効果を無理やり見つけるとすれば、強い言葉を使うことによって「主従関係」が作りやすくなるということでしょうか。
どっちにしろ、やられた方はたまったものではありません。
「叱る側」の人は、絶対にやらないよう意識しましょう。
②やってはいけない褒め方
実は褒め方にもやってはいけないものが存在します。
それは
誰にでも当てはまるような広い言葉で褒めることです。
もちろん、何も褒めないよりは褒めた方が良いのですが、下手に浅い言葉(「すごい」「かっこいい」等、曖昧な表現)を使ってしまうと、かえってお世辞感が強くなってしまいます。
また、人物をまるまる褒めることも実は効果が薄いとされています(厳密に言うと、奢りが強くなってしまって努力を辞めてしまい、成長につながらなくなります)。
ただ褒めればいいわけではないので、むやみやたらに褒め散らかさないように意識しましょう。
③効果的な褒め方・叱り方
では、どんな褒め方・叱り方が効果的なのでしょうか。
実は、どちらにも共通して言えることがあります
それは
相手の具体的な行動に対して叱る・褒めることです。
①「具体的な行動に対して叱る」ことをすると、
受け手側は「自分そのものを否定された」と勘違いすることは少なくなります。
「今のここの、こういう行動はこういう理由で良くなかった」
と、相手が納得できる余地を与えるのが、効果的な叱り方です。
そのため、声を荒らげる必要は全くありません。
「自分が否定されたのではなく、今の自分の“ 行動”が良くなかったんだ」
と認識してもらえれば、過度に自分を否定することも無いでしょう。
また、関連して「叱られる側」の心構えとしては、叱られているのは自分の“ 行動”であり、コントロール可能な範囲であると思うことです。
②「具体的な行動に対して褒める」ことをすると、
受け手側は「過度につけあがること」が少なくなります。
「今のここの、こういうところがすごく良かった。」
と褒めることで、受け手側は決してお世辞ではない賞賛を感じることができます。
また、褒められたのは自分の全てではなく、今の“ 行動”だと認識してもらえれば、自分を高めるための努力が止まることはないでしょう。
④まとめ
いかがだったでしょうか?
先程も述べた通り、「叱る」「褒める」という行動はつい無意識に我流でやってしまいがちです。
今回挙げた項目はほんの一部分に過ぎないので、
「褒める機会」や「叱る機会」に多く遭遇する人は、ぜひとも効果的な「褒め方」「叱り方」の勉強をしてほしいと思っております。
ではまた。