「いじめ」が無くなることは100%無いと断言できる理由について。
こんにちは。
無料学習塾ふらいおんメンバーの野田です。
今回は、「いじめ問題」について。
特に、「いじめ」とはどういうものなのか、どこから来ているのかを深堀しつつ、本質を探ります。
①「いじめ」が起こる因子
いじめの衝動を発生させる原因として
①心理的ストレスの発散
②集団内の異質なものへの嫌悪感情
③ねたみや嫉妬感情
④遊び感覚やふざけ意識
⑤いじめの被害者となることへの回避感情
があると言われています。
①〜③は、質として似ている部分があり、それとは種類が違う因子が④と⑤です。
①〜③は対象に対して明確に「攻撃意識」があり、自身の感情の発散・解消が主な目的ですが、
④は「自覚の無い攻撃」であり、⑤は「消極的逃避行動」といえるでしょう。
いじめの発生要因も多様化が進み、いじめの種類もひとつにまとめることができないものになっています。
②「いじめ」は生物に組み込まれた本能である
②と③に注目し、ここで私が提示したい情報があります。それは、「いじめ」なるものは人間の間だけで起こるものではなく、チンパンジーなどの動物、果ては魚などの小動物等にもみられるものだということです。
脳科学の研究によると、「いじめは種を保存するための本能に組み込まれたものである」という説があります。
「サンクション」という言葉があり、その意味は「規範から外れた行為に対する制裁」です。
共同体から逸脱するものを排除しようとする本能が、人間のみならず他の動物にも遺伝子的に組み込まれています。
さらには、ルール(あるコミュニティ内での暗黙の了解を含む)に従わないものに罰を与えることによって、条件によっては高塩分の食事やセックスよりも強い快感を得られるようにプログラミングされており、サンクションを行う毎にとさらにエスカレートしていきます。
「いじめ」というものは無くす云々の話ではなく、「必ず起こり得る、動物の本能として刻まれているもの」という前提は持っておいた方が良いと思われます。
③「いじめ」を減少・抑止するためには?
ではなぜ、いじめが少ないコミュニティが存在するのでしょうか?生物的に組み込まれた本能なのであれば、場所に関わらずいじめは起こるはずです。
教育大国として知られるフィンランドでは、子供たちに「競争」や「順位付け」をさせることがなく、生徒同士の教え合いを大切にしている為、いじめや不登校の問題も他国に比べ「少ない」そうです(勿論、「全くない」わけではありません)。
学校でのいじめに対し、どのような対応案を提示するかですが、答えはシンプルです。
「無理に学校に来る必要は全くない」と回答します。
「小学校」というのは、児童たちからすればとてつもなく長い時間を過ごす「コミュニティの一つ」です。しかし、もちろんコミュニティはそれしかないわけではありません。それこそ無限にあります。
更にいえば、コロナがもたらしたリモートや在宅ワーク等もかなり広く認知されるようになり、必ずしも「その場」にいなくてはならないという理由は消えました。遠隔で映像授業を受けられる環境なのであればそれを利用すればよいし、課題プリント等をその児童の自宅に届け、成績に反映させることも容易でしょう。
考えれば考えるほど、「学校」というコミュニティ事態に縛られる必要はないことに気付きます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
最近盛んに言われるようになってきましたが 、
「いじめ」というのは「いじめ」という名前を借りた犯罪行為です。
「暴行罪」「傷害罪」「強要罪」「恐喝罪」「強盗罪」「窃盗罪」「器物損壊罪」「名誉毀損罪」「脅迫罪」etc…..
最近では、安価でボイスレコーダー等が手に入るようになっているので、いじめの証拠も集めやすくなっていますので、お守りとして携帯しておくことをおすすめします。
ではまた。