教育大学生が現場で感じた「子供の特徴」。
こんにちは。
無料学習塾ふらいおんメンバーの野田です。
「子供ってよくわからない」「何が好きなの?」「何が嫌いなの?」「何を考えているの?」
というような声をよく聞きます。
そこで、約4年間、毎週20時間ほど子供と接する仕事をし、大学でも教育論について学ぶ私が
子供ってこんな特徴があるよと書いていく記事になっています。
もちろん、全ての子供に当てはまるわけではありませんし、100%絶対に合っているというものでもありません。あくまで経験則ですので、ご容赦ください。
尚、ここでいう「子供」の定義は、とりあえず「中学生未満」ということにしておきます(なにせ小学校教育専攻ですので)。
ではいきましょう。
①好奇心旺盛
これは間違いないかと思います。
とにかく新しい物に目がなく、手を出してみる子が本当に多いです。
これはもちろんメリットとしても捉えることができますし、デメリットもあります。
メリットは、好奇心が強い分 新しい物事を吸収する量が多いので、成長のスピードが早いです。
人間は歳を重ねるほど、「新しい物事」への抵抗が強くなっていき、成長もしなくなっていくといわれています。
この間始めたばかりの一輪車を気がつけば軽々乗りこなしていたり、
私が新しく教えた遊びやゲームを即マスターして逆にボコボコにされたりします。
逆にデメリットは、やはり危険なこととそうでないことの区別がつきづらく、
危ない物事に手を出しそうになることです。
どこまでを許容して、どこまでを制止するかの塩梅は本当に難しいですが、私個人としては、なんでもとりあえずチャレンジする癖はつけておいて欲しいと思っています。
②不平等にとても敏感
子供がなにより嫌がることは、「不平等」です。
自分が優遇されているケースはあまり文句は言いませんが、自分以外の人の待遇が良かったりすると確実に機嫌が悪くなります。
大人の人は、子供にはできる限り平等に接するようにしましょう。
さらに、子供によって不平等に接していると信頼を失います。
1度失った信頼を取り戻すのは、信頼を築き上げるよりもはるかに難しいので、1発アウトです。
逆に、多くの子どもに平等に接する人はやはり人気が高い傾向があるので、子供と接するうえでえこひいきはおすすめできません。
③褒められて嬉しくない子はいない
よく、指導方法として「褒めてしまうと甘えが出てダメだ」であったり、「厳しくしつけておかないと大人になってからダメになる」というものを聞きますが
全く褒められずに健やかに育った子は見たことがありません。
「褒める」というものには技術が必要で、確かに誤った褒め方をしてしまうと逆効果になってしまうこともあります。
しかし、基本的にはバンバン褒めてあげてください。
子供はプライドが高い子が多く、これは裏を返せば褒められるととても喜ぶということです。
効果的な褒め方や叱り方については、過去に記事をあげているのでそちらも是非ご覧ください。
④こだわりが強い
子供と関わる仕事をしていると、100%ケンカの現場を見ることになります。
そして、ほぼ全てのケンカは共通の「原因」があります。
それはお互いの「こだわり」が衝突しているということ。
子供は各々が、「ここはこうじゃないと気が済まない」「絶対にこうしたい」というような強いこだわりを持っています。
そのこだわりが問題なく通った時はいいのですが、同じ事象に対して子供同士の「こだわり」が衝突してしまった時、ケンカが起こるのです。
我々大人からみれば「そんなことで?」というような理由でケンカが起こっているように見えますが、子供たちにとっては超重要なことだったりするのです。
これに関しても、「こだわりを矯正して無くすよう働きかける」のか
むしろ「こだわりを貫き通させて、それを強みにする」のか
は周りの大人、教育者次第です。
⑤「嘘を見抜く力」が極端に弱い
子供は純粋です。それはもう怖いくらいに。
特に低学年の児童は疑うことを知らず、大人の言うことなら疑問を持つことなく受け入れてしまいます。
根も葉もない噂話やゴシップ、どう考えてもガセの情報などをあっさり信じてしまいます。
さらに、1度飲みこんでしまった誤った情報は、上書きすることが困難です。
もちろん、発達段階が上がっていくにつれて嘘や誤った情報もある程度は見抜けるようになっていきます。
ただ、大人が気をつけなければならないのが、「冗談」だと思って言った言葉を本気にされてしまうことが多々あるということです。
大人と子供の情報感覚は全く違うものです。
子供の情報処理の特徴を把握し、適切に接していきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ここに挙げた項目は、数ある子供の特徴の中でも私が強く感じたものです。
子供との接し方がわからない、何が正解なのかわからないという方は、是非参考にしてください。
ではまた。