「余裕が無い」時に、人間に起こる現象
こんにちは。無料学習塾ふらいおんの野田です。
今回と次回に渡り、「余裕」つまりは「心の余白」についてお話していこうとおもいます。
第一回目では、余裕が無いことでどのような悪影響があるのか、
また、余裕があることでどのような良い影響があるのかを話していきます。
「余裕」とは?
goo辞書にはこう記載されています。
①必要分以上に余りがあること。また、限度いっぱいまでには余りがあること。「お金に余裕がある」「時間の余裕がない」「まだ席に余裕がある」
②ゆったりと落ち着いていること。心にゆとりがあること。「余裕の話し振り」「周りを見る余裕もない」
①と②では、微妙にニュアンスが異なりますね。
これは私個人の意見なのですが、
①の「余り」があると、②の「落ち着いた態度」に繋がるのではないかと考えました。
「余裕が無い」とどうなるのか
ここでの「余裕」は、goo辞書記載の①の定義で捉えます。
⒈精神的に疲弊しやすい
「余裕が無い」ということは、何かに追われて切羽詰まっているという状況であることがほとんどです。
ゆったりとした心持ちではいられず、常に神経が過敏になるので、通常よりも疲れが溜まりやすくなります。
⒉判断力が低下する
⒈で述べたように、「余裕が無い」と神経が過敏になります。これは自律神経が乱れているということで、自律神経が乱れていると集中力・判断力共に低下します。
また、余裕をなくしている原因になっている事象に気を取られ、視野も狭くなるため、冷静で正しい判断ができなくなります。
⒊周りの人に当たりやすくなる
「余裕が無い」ということは、「自分のことで手一杯」ということなので、周りに対する優しさや気遣い等もできなくなる傾向があります。
よく、仕事や家事で忙しいお母さんが、子どもに「一緒に遊ぼう」と言われても「今忙しいから無理!」と返してしまうアレです。
自分が必死な事の邪魔をされたり、新しく頼み事をされたりすると、イライラして周りの人に強く当たってしまうのです。

「余裕がある」とどうなるのか
ここでの「余裕」は、goo辞書記載の①と②の定義どちらも扱っていきます。
⒈新しいことにチャレンジしやすくなる
余裕が無い状態だと、今ある仕事で手一杯になってしまいますが、余裕を作っておくことで新しいことにチャレンジできるキャパを確保できます。
例えば、「仕事も一段落ついたし、マリンスポーツでも始めてみるか!」のような感じです。
新しいことにチャレンジすることで、今までに無い体験や知見を得ることもでき、好循環に入っていくことも稀ではありません。
⒉他人に対する当たりが柔らかくなり、気遣いや配慮ができる
自分に余裕があるため、他人の事象を受け止めることができるようになります。
その結果、人当たりもよくなり、人間関係も円滑になります。
⒈と似ていますが、人との関わりが良くなることで新しい人脈形成もできるようになり、物事が上手く進むことも。
⒊「凄い人」と思われる
常に余裕があり、周りに対する配慮ができている人を見て、あなたならどう思いますか?
恐らく「凄い人」「尊敬できる人」等のイメージだと思います。
少なくとも、マイナスのイメージは持ちませんよね。
仕事に忙殺され、余裕がなく、周りに当たり散らかす人よりもよっぽど印象が良いのではないでしょうか。
余裕を持つことでそのしなやかさが相手にも伝わり、好印象や高評価を受けることができるのです。

まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は
・「余裕」とはなんなのか
・「余裕が無い」とどうなるのか
・「余裕がある」とどうなるのか
について触れてきました。
次回は、肝心の「余裕を産むにはどうすればよいのか」を中心に話していこうと思います。
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。