「語彙力」と幸福度の関係。

こんにちは。「無料学習塾 ふらいおん」の野田です。

今回は、「語彙力」について。

幸福度や年収、ストレス耐性など、様々なことに「語彙力」がかかわっているというお話をしていきます。

誤解されやすい「語彙力」の本当の意味

そもそも、「語彙力」とは何なのでしょうか?

語彙力とはその人がもっている単語の知識と、それを使いこなす能力(参考:goo国語辞書)とされています。

つまり、ただ多くの言葉を知っていても、それを適切に使うことができなければ「語彙力が高い」とは言わないんですね。

ちなみに「語彙」という言葉はある一定の範囲で用いられる単語の総体とされています。

「彙(い)」には「集まり/集める」という意味があります。

語彙力が高い人に見られた特徴

2016年に3130名を対象に行われた、ベネッセコーポレーションによるインターネット調査では、
「主観的幸福度」が高い人ほど「語彙力」が高い傾向がみられました。

これには様々な理由が考えられますが、大きく分けて3つあります。

①語彙を多く持っていることで、課題解決に行き着きやすい

例えば、小さい子供がよく「しんどい」と口にしているのを見たことがありませんか?
確かに、「しんどい」ことに間違いはありません。

しかし、語彙が少ないと「しんどい」からの進展がなくなってしまうのです。

例えば、語彙を多く会得している人であれば
「今、私は“頭が痛く”て“身体が気怠い”。なぜか?頭が痛い原因は、恐らく低気圧が近づいているからだ。ならば、入浴をするか暖かい飲み物を飲むことで、副交感神経を優位にすれば治まるだろう。」
といったように、解決方法に近づいていくことができるのです。

語彙力が高いと、“現状の具体的な分解”が可能になり、“何が問題になっているか”を見つけ、“原因に対して対策を考える”に行き着くのです。

そのため、何か問題が起こっても解決ができ、幸福度が高いのではないかと言われています。

②自身の言いたいことを相手に伝えやすい

相手に伝えたいことがあったとして、それをスムーズに伝えるためには語彙力が必須です。語彙力が高いと、相手に適切に物事を伝えることができ、プライベートの側面でもビジネス面においてもストレスフリーになります。

逆に、語彙力が低いと適切な言葉で相手に物事を伝えることができず、そのたびに双方にストレスが発生してしまいます。

「この資料、いい感じにやっといて」と指示するより、
「この資料は○○さん当てで、△△のために使用するので、□□までに作成しておいて。文字数はあまりかさばらないように、コンパクトにまとめておいてほしい。完成したら一度私が目を通すから、声をかけて頂戴。不明な点があったらすぐに連絡してね。」
という表現のほうが、受け手もわかりやすいうえに、後々問題が起こることもなくなるでしょう。

③感情のコントロールが用意になる

これは①とも関係があるのですが、「感情の語彙」を多く持っていると、今自分がどのような感情になっているかを俯瞰的に見つめることができ、感情を統制することができます。

例えば、ただ「イラつく!」で終わらせてしまうのではなく、
「今、自分は腹が立っている。(なぜ腹が立っているのか?)おそらく、“嫉妬”と“焦り”だ。同期の○○は結果を出していて、自分はなかなか思うように評価されていないことで、焦りと嫉妬からイライラしているのだろう。」
と考えると、思考を「次に自分はどうすればいいか」にシフトすることができるので、いつまでも自身の感情に囚われずに済むのである。

語彙力をつけるには?

これに関しては多くの議論がありますが、私は「1.語彙の意味を調べる癖をつける」「2.どういった場面で使われる言葉かを把握する」「3.日常会話に多くの語彙を取り入れる」ことがポイントだと思っています。

語彙を「見ただけ」では語彙力がついたとは言わないので、その語彙がどういった意味なのか、どういう使われ方をしているのか、ということを意識しておく必要があります。また、せっかく覚えた語彙でも、使っていなければ忘れていってしまうし、実際に使うことで自身の一部として定着するため、積極的にアウトプット、活用していくことが重要だと思われます。

本を読むだけでも語彙力はある程度つくと思いますが、より効率的に語彙力を高めるには上記を習慣化すると良いのではないでしょうか。

最後まで読んでいただきありがとうございました。